スタッフインタビュー1詳細

患者さんが回復していく姿を見ていくのは大きな喜びです。

作業療法士
リハビリテーション科 作業療法科 
2019年4月入社
生活で必要な動作のために

食事や着替え、入浴など、日常生活に欠かせない動作を取り戻すためにリハビリしていくのが作業療法士の仕事です。
高齢の方は、加齢による衰えもあり、「もう昔のようにはできない」と考えてしまったり、「どうせ家に帰れないから」と、なかなかやる気が起きない方も多くいらっしゃいます。
私は高校生の頃に骨折を経験したのですが、当たり前のように「すぐ治るから」と前向きに治療ができました。でも、ご年配の方はどうしても「もう取り戻せない」という喪失感が強くなる方が多くいらっしゃいます。
そこで私たちは「なぜリハビリをしなければならないのか」という動機づけに始まり、生活に必要なことを具体的にイメージできるよう説明し、できるようになるまでの道筋や段取りを構築していくのです。

回復していく様子を見守る喜び

患者さんは、どうしても日々のわずかなリハビリの成果をなかなか実感できません。でも本当は、きちんとリハビリを重ねて1週間、1か月と、長期的に記録を見ていくと毎日確実に少しずつよくなっているんです。
そのことを記録とともに患者さんに伝えると、表情が明るく変わったり、やる気を出してくれたり。歩けなかった患者さんが、杖をついて歩けるようになったり。そんな風に患者さんが気持ちも体も良い状態に変わっていく姿を見ると、私もとても嬉しい気持ちになります。
でも、個人的には書類仕事が少し苦手なので、わかりやすくもっと要点を上手にまとめられるようになるのが今後の課題です。

明るい雰囲気で質問しやすい職場環境

学生時代にバスケットボールをやっていたのでケガをする機会が多かったのですが、その“治っていく過程”にずっと興味を抱いていました。
実習に行った友人や大学の先生の勧めもあって、ここに就職を決めました。
職場の雰囲気は、見学の時に感じた通りなんでも気軽に質問や相談ができるので人間関係のストレスを感じることは少ないと思います。
また、先輩方は仕事にゆとりを持って取り組んでいるという印象で、戸惑っている新人を常に気にかけてくれています。わからないこともすぐに教えてくれますが、先々のことを考えて自分で調べる方法を教えてくれた時にはハッとしました。育て、支えられていることを実感しています。
まだまだ不慣れなことも多い私ですが、これから新人を導いていけるような先輩になれるよう、毎日がんばっていきたいと思います。

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