スタッフインタビュー1

患者さんが回復していく姿を見ていくのは大きな喜びです。

作業療法士
リハビリテーション科 作業療法科 
2019年4月入社
生活で必要な動作のために

食事や着替え、入浴など、日常生活に欠かせない動作を取り戻すためにリハビリしていくのが作業療法士の仕事です。
高齢の方は、加齢による衰えもあり、「もう昔のようにはできない」と考えてしまったり、「どうせ家に帰れないから」と、なかなかやる気が起きない方も多くいらっしゃいます。
私は高校生の頃に骨折を経験したのですが、当たり前のように「すぐ治るから」と前向きに治療ができました。でも、ご年配の方はどうしても「もう取り戻せない」という喪失感が強くなる方が多くいらっしゃいます。
そこで私たちは「なぜリハビリをしなければならないのか」という動機づけに始まり、生活に必要なことを具体的にイメージできるよう説明し、できるようになるまでの道筋や段取りを構築していくのです。

皆が笑っていられる関係をいつも心がけています。

理学療法士 主任
リハビリテーション科 理学診療科 
2010年4月入社
体の動きを全体でとらえながら、生活動作を身につける支援をする

理学療法士の仕事は、座る、立つ、歩くなど患者さんの基本的な体の動きができるように支援すること。
日常生活の実動作を訓練する作業療法士と連携しながら、料理や掃除ができるための立位バランス訓練をする、洗濯物を干せるように肩を上げられる訓練をするなど、患者さんと共有した目標に向かって試行錯誤しています。
小学校から高校までバスケットボールをやっていたのですが、その時から運動による体の動きやケガの治し方に興味を持っていました。
関東で3年ほど経験を積み、その後はここで勤務することになりました。10年ほどのキャリアを経て、今は主任としてスタッフを取りまとめていく役割を担っています。

ここは自分をアップデートしていける職場です。

言語聴覚士
リハビリテーション科 言語聴覚療法科 
2014年4月入社
言葉と食事をする力を取り戻す仕事

聞く、話す、飲み込む、食事をすることが困難になってしまった患者さんたちのために、言語訓練や嚥下(えんげ)訓練を行うのが私たちの仕事です。
失語症や脳梗塞などで言葉が出にくくなった方、筋力が衰えてうまく飲み込めない、骨折後の絶食で筋力が落ちてしまったなど、原因と症状はさまざま。
症状だけではなく患者さん自身と向き合い、一人一人に合わせたプランを提案していくように心がけています。
入院当初は生活環境が変わって、それを受け入れるだけで精一杯という方もいらっしゃいますから、無理強いすることなく、出来ることからゆっくり始めていきます。
また、リハビリを進めていく上でまずは患者さんから信頼されることも大切だと思っています。
退院後の生活を見据えて少しずつ前進していけるよう、寄り添うようにリハビリしていくことにしています。